授業科目名 | 子ども支援のための他者・他機関との関わり (Making Suitable Relationship with Other Teachers in School and Professional Organization) |
担当教員名 | 原田 唯司 (HARADA Tadashi) |
所属等 | 学術院教育学領域 |
研究室 | 教育学部A棟405 |
分担教員名 | 鈴木 秀志、伊藤 公介、伊田 勝憲 |
学期 | 後期 |
必修選択区分 | 選択 |
対象学年 | 2年 |
単位数 | 2 |
曜日・時限 | 月5・6 |
キーワード | 校内外の資源、連携協力、外部専門機関 |
授業の目標 | 学校教育教員とは異なる専門的知識・技法や“問題”のとらえ方・視点を持つ校外専門機関と学校との間で,子ども支援を目的とする連携協力関係づくりを進めるために必要な知識を獲得する. |
学習内容 |
(1)子ども支援のために学校が連携協力関係の確立を視野に入れておくべき主たる校外専門機関の主旨・目的・活動内容・組織編成などについて理解する. (2)各校外専門機関と学校との連携協力の展開に関する実態を知り,今後解決すべき課題や改善の方向性を明らかにする. (3)各校外専門機関の活用のあり方や連携協力の方法について,具体的知識や手がかりを獲得する. (4)各校外専門機関の活動原理を支える理論・考え方・実践的な根拠を,学校教育との比較対照の上で理解する. |
授業計画 |
1.コースデザインの説明 【単元】教育領域(以下、順不同) 2.「スクールカウンセラー」の役割と活用方法について知る 3.「静岡市適応指導教室」-通所児童生徒の特徴と支援方法・工夫- 4.「静岡市における特別支援教育」-特別支援教育をめぐる動向とインクルーシブ教育の今後の展開― 5.「情緒障害児短期治療施設内分校における教育的支援」-入所児童生徒の特徴と教育的支援― 【単元】福祉領域 6.「発達障害者支援センター」―施設の役割と支援及び学校との連携― 7.「静岡市児童相談所」(家庭児童相談室)―虐待への対応,学校との連携― 8.「家庭児童相談室」-学校や保護者との連携- 9.「通級指導教室の取り組み」-取組の紹介と事例の検討 10.「学校の危機管理」-静岡県精神保健福祉センターの取組 【単元】司法・矯正領域 11.「少年サポートセンター」―少年非行の現状と対応、及び学校との連携― 12.「少年鑑別所―施設の概要,非行少年の特徴及び支援と学校との連携― 13.「保護司会」-保護司の役割・活動内容,学校との連携の実際- 【単元】その他 14.「教育と福祉との連携のあり方について」-児童相談所勤務経験から教育と福祉との協働のあり方を探る― 15.「総合的討論」-これまでの学びを振り返る * 講師の都合により日程が変更することがある。 |
受講要件 | 教育実践高度化専攻2年次の学生 |
テキスト | とくに使用しない |
参考書 | 適宜紹介する |
予習・復習について | ゲストスピーカによる講話の内容と印象・感想などをまとめておくこと |
成績評価の方法・基準 | 出席回数,討論への参加状況及び最終レポートにより判断し、S~Dで判定する。 |
オフィスアワー | メールにて問い合わせ下さい. |
担当教員からのメッセージ | 医療・福祉・司法など外部専門機関による,学校教育の論理とは異なった見地からの子ども・保護者支援の考え方と方法をぜひ知っておくとよいと思います. |